6月6日(金)【第428回】覚え方のコツ
- 学習支援&子ども食堂 パワーアップ塾

- 6月6日
- 読了時間: 2分
こんにちは。講師Kです。
今日、6月6日は麻婆豆腐の日。
6+6=12で10(トウ)2(フ)なのだとか。
辛味を食べたいなと思った時に家でよく作ります。
ネギが多く、豆腐も大きめにゴロゴロしているマーボーが好きです。
・・・豆腐にゴロゴロという形容詞が適切かはさておき。
ということで12(トウフ)にあやかって、今日は覚え方のコツのお話。

学習支援をしていると生徒から、
様々な語呂合わせや覚え方を耳にすることがあります。
その中で一つ、印象的だった覚え方があったのでご紹介します。
「ポリス」という単語を覚えたい生徒がいまして。
「Police(警察)」という意味ではなく「Polis(都市国家)」の方です。
古代ギリシャの、都市、都市国家、市民による政体、などを指す言葉です。
Polisを語源としてPolice(警察)、Policy(政策)、Politics(政治)などになっていきます。
我々大人からすると、ポリスと聞けば真っ先に警察が思い浮かびますが、
自分が担当した生徒は日本語と外国語がまだ十分に紐付けられない状態で、
かつポリスが警察とも都市国家とも認識できない初見の状態。
生徒「ポリスってなに?」
私「都市とか国家だね」
生徒「p、ぽ、りす、ポリス・・・国家って?」
私「みんなが集まって話し合う国のことかな」
生徒「じゃあPの字にリスが集まって話す国がポリスだね!」

これが生徒の口から出てきたとき、なんと覚え方がうまいのだろうと感心しました。
この覚え方なら
①P、パ行から始まる単語であること
②リスが含まれる単語であること
③集まり話し合う=国(国家)を指していること
この3つが詰め込まれているんです。
”ポリス=警察だし、もっと昔は都市国家を指していたらしい”
と特に疑問を持つことなくボヤッと世界史を読み進めていた私からすると、
警察や都市国家という言葉を知らなくてもポリスという文字列と意味を覚えられるのが、とても新鮮な勉強の仕方だなぁと思いました。
学習要領が良い、頭の回転が速い人と会話をすると、知識の引き出し方が特に秀でているなと感じることがあります。
自分の頭のどこにその知識がしまわれていて、どう検索すれば引っ張ってこれるか、そしてそれをどう出力するかの処理速度がとても速い。
固定概念化してる考え方や覚え方、思い出し方を、少し変えてみると勉強はより身近なものになる可能性がある。ということです。
以上、覚え方のコツのお話でした。

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