2025年03月21日【378回】 学びなおし
- 学習支援&子ども食堂 パワーアップ塾
- 3月21日
- 読了時間: 3分
こんにちは、講師Kです。
最近の教育現場では「学びなおし」がトレンドですので、
今回の内容は学びなおしについてです。

意味はそのまま「一度勉強したものを、もう一度勉強すること」ですが、
学習支援においては「不登校や療養期間分、授業に追いつくために勉強をすること」として使われることが多いです。
その期間が数日分でも数年分でも、追いつくために大切なのは
「勉強を続ける気持ち(モチベーション)を保つ」ことだと思っています。
①モチベーションが保てて、
②勉強に臨めて、
③勉強を続けられ、
④休んでいた分を自分で理解していく
という工程を経て、やっと”授業に追いつく”ことができると思っています。(理由は後述)
分かりやすい内容の参考書を買っても、難しい内容の問題集を買っても、
それらをやりきる気持ちがベースに無かったり、定期的に取り組むなどしないと、
習得はなかなかに難しいものがあります。
学習支援で関われるのは少しの時間、ここだけで完結できるものではなく、長い期間の伴走をしなければならない。
なので”学びなおし”で授業をするときは生徒の気持ち作りと進捗をとても重視しています。
上記の工程を定着させようとすると、
考えが堂々巡りした生徒が必ず着地する”とある質問”があります。
それが「勉強ってなんのために意味があるの?」です。
多くの人がこれを思ったり、疑問に感じて大人に尋ねたことがあるのではないでしょうか。
ある意味で王道な”勉強から離れる便利なカード(ジョーカー)”です。
私はその質問に対して必ずこう返します。
「嫌いな仕事を好きになれるように」
「好きな仕事を嫌いにならないように」と。
子どもの頃から憧れていた職種に就けたとしても、
希望していた職種で無かったとしても、
”取らなければいけない資格の勉強”や、
”興味はないけど社会人必須スキルの勉強”
が必ず発生します。
そうした嫌なタイミングがあった時に勉強への姿勢が不安定なままだと、
その仕事ごと嫌いになったり、体調を崩して生活がままならなくなったりします。
私にその過去があるからよりそう思います。
続ける意欲が無くなって仕事を辞めてしまうのはとても勿体ないことです。
ましてやそれが希望職種なら尚の事。
もう一度同じ場所に立つ為には、沢山の努力や我慢が必要なことを知っています。
だからこそ、学びなおしを選択できる生徒を尊敬します。
仕事や勉強を難しく考えず、嫌いにならないために。
「学びなおし」はとても有効な手段の一つである、というお話でした。

さて、
2025年03月21日(金)、平日開催を数えて第378回のパワーアップ塾ですが、3名の生徒と授業を行いました。
お弁当は「鰆(さわら)の西京漬け」「大根の肉みそかけ」「三つ葉の和え物」でした。
長くなりましたが、今日のブログは以上です。
また次回の記事でお会いしましょう。
当塾では、寄付していただける方を募集しています。
詳細は以下へ。(他サイトへ移ります)
「生徒1人分のお弁当代550円」を1~48食分(550~26,400円)まで。
Comments